はるのひつじ。⇔酒井紫羊の気ままとうげい日記。


by はるのひつじ。
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paramita。

自転車で駅に向かう途中、
綺麗なお花に見えますが
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これは曼荼羅華…かな。
ダチュラ(チョウセンアサガオ)。
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江戸時代の麻酔薬「通仙散」にも使用された
猛毒を含む植物。
よく見かけるキダチョウセンアサガオよりも
どうやら毒性が強そうなんである。
街中にこういう花が咲いていると、とても心躍ります。

さて、今日はめずらしく近鉄に乗って
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パラミタミュージアムへ行ってきました。
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第6回パラミタ陶芸大賞展。
今回はブログとツイッターなどでお知り合いの
人気作家加古勝巳さんが選ばれており、
窯を冷ましている今日、急ぎ行ってまいりました。

会場内はいつも見ている四角いシンプルな空間。
そこまで広くも無いこの空間に、
選ばれた日本を代表する6人の陶芸家の大作が並ぶ。
この緊張感は、なかなかのものでした。

・伊勢崎晃一朗
・中島晴美
・松本ヒデオ
・加古勝巳
・和田的
・鈴木秀昭(敬称略)

みなさま、どれもこれもこの展覧会のために
考え抜いた新作を発表されており、
大変見ごたえがありました。

実はこのパラミタ大賞展、6人を選ぶのは評論家さんや学芸員さんたちですが
その中から、お客さんの投票で1位が決まります。
その発表が昨日でして、白磁のスッキリとした作風が魅力の
和田的さんが、大賞を取られました。
(ひつじとは同い年です。若いっ!)
本展や、和光の磁器4人展などで作品は幾度か拝見してまして
今回も、クールだけど冷たすぎない。現代建築のように構造的で
カッコよい白磁だなーという印象でした。
ただ、いつもと違ったのは
震災で割れてしまった香炉などを、「金継ぎで再構成」されていました。
このようなコンセプトが、さらにお客さんの心を打ったのかな、
と、思いました。
ちなみに加古さんは2位だったそうです。惜しい!

贔屓目無しで、ちゃんと作品を一つ一つ拝見させていただいて
私個人的に、加古勝巳さんの作品が、一番良かったです。
私は加古さんの作品は、器しか見たことが無く、
今回、初めてじっくりオブジェを拝見しました。
なめらかで揺らぎのあるフォルムと絵付けの暖かさが融合して
土着民族的なやわらかさを持ち、しかし近代的な
フシギな空気をかもし出していました。
淡い弁柄の模様が、とても心地よく、ずっと見て居たくなりました。
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立体物は、展示台からや、吊り下げる壁などからの
「立ち上がり」が一番大事だとヒツジは思います。
立ち上がりの緊張感と空気感、
立体物であるための、存在意義のようなものを
一番に加古さんの作品に感じたのでした。

かくいう私は……彫刻出身のくせに、出来てないなあ~。
なんだかこういう展示を見ちゃうと、今窯の中に入っている作品の
何と考えの足りないことか。
恥ずかしい……。
そんな、とても刺激的な展覧会でした。

パラミタ陶芸大賞展は、7月31日まで。
(会期中は無休です。)

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by halko_s | 2011-07-11 21:20 | ART