今日は大阪。
2007年 03月 21日
研究室で大阪に行きました。
藤田美術館で窯変天目を見て
東洋陶磁美術館で鍋島展を見て
湯木美術館へ行くという陶芸三昧コースです。
まずは藤田美術館へ。
古い蔵のような趣の美術館で
小さな展示室のなかには名品の数々。
国宝窯変天目は、思ったよりアッサリしていて
写真で見る様なギラギラした印象では無く
シットリとした黒釉と窯変の青が、闇夜の蛍みたいで綺麗でした。
次は鍋島。実は鍋島は苦手な私…
鍋島といえばカッチリとした歪みの無い白磁に
どこで息をついて良いか分からない極彩色細密画…。
でも実物を見たら好きになるかもしれないし。行ってみました。
鍋島焼だけ何百点も集めた展覧会は初めて。圧巻です。
素晴らしい技術…!今の職人さんであそこまで描ける人はいないのでは。
カワイイと思われる作品も何点か有りました。
でもやっぱり鍋島は苦手なまま…でした。
鍋島ファンの方ゴメンナサイ。
私は、筆が走ったり自然に歪んだり
焚き方次第で変わるような焼き物が好き。
作為的だけど不作為に見える焼き物と言うか…。
急ぎ、常設の木葉天目と飛び青磁の花器の前で一息…
はぁウットリ。
これよこれ。不作為の作為!
やっぱこの世界が好きやわ私。
自分の位置を再確認(笑)した一日でした。
by halko_s
| 2007-03-21 19:53